新宿高島屋(渋谷区千駄ヶ谷5、TEL 03-5361-1111)11階催会場で、5月28日から「第8回『大学は美味しい!!』フェア」が開催される。
大学の研究室で教授と学生が開発に携わり生まれた「大学ブランド食品」を紹介する同フェアは、日頃の研究成果を製品の形で発表する「食の学園祭」として毎回人気を博している。各大学の特色あふれる取り組みに民間企業も注目、産学連携商品が次々と生まれている。
「過去7回行ってきて知名度も上がり、イベントとして定着してきた感がある。都内の百貨店に成果発表の場を持てるということが、学生にとっても一つのモチベーションになっており、毎年この時期に新作発表のタイミングを設定して研究を行っている大学も」と同店の担当者は話す。「企業側も、学生の新鮮な視点を自社の商品開発に取り入れるなど、産学連携を通じて刺激を受けている」とも。
今年は日本全国各地から初参加6校を含む34校が参加。高機能食品として注目される海藻「アカモク」を使ったさつま揚げ(鎌倉女子大学)や、ロコモティブシンドローム対策に考案したパウンドケーキ(帝京平成大学)をはじめ約100 種類の商品が一堂に会する。
また今回は期間限定のオリジナル企画として、東京大学、関西大学、千葉大学、早稲田大学の研究成果を合体した「東西ご千早(ちそう)定食」や、地域性・独自性に富んだ麺メニューが揃う「イケてるMen・麺」もイートインで提供される。
「自分の出身大学が作っているものを発見する楽しさ・おもしろさがあり、母校を応援する意味で商品を購入されるお客さまも。普通の物産展と違い、出展する学生と同年代の若いお客さまが多くいらっしゃるのも特徴的」と担当者は話している。
営業時間は10時~20時(29日・30日は20時30分まで、最終日は18時まで)。無休。6月2日まで。