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「銭湯に入ってスタンプを集めよう!」-新宿の全銭湯で「ゆげじい祭り」開催中

「ゆげじい」とスタンプカード。風呂上がりの定番ドリンクと一緒に(写真は市谷台町の「大星湯」)

「ゆげじい」とスタンプカード。風呂上がりの定番ドリンクと一緒に(写真は市谷台町の「大星湯」)

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 新宿区内にある27の銭湯で、10月19日からスタンプラリー形式のイベント「ゆげじい祭り」が開催されている。主催は新宿浴場組合(東京都浴場組合新宿支部)。

スタンプを集めてもらえる「ゆげじい」グッズ

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 「ゆげじい」とは、新宿区の形をした体に“銭湯の湯気”のひげを生やした、同組合の公式キャラクター。区内の銭湯27軒を巡りスタンプを10個集めると、先着4000名に「ゆげじい」のグッズがプレゼントされる。いつも決まった銭湯を利用する高齢者にもイベントを楽しんでもらうために、同じ銭湯でスタンプを集めても可、とのこと。

 都内の銭湯は1968(昭和43)年の2687軒をピークに減少の一途をたどり、現在は約700軒に。新宿区も他区に比べて緩やかではあるが数が減っているという。東京都浴場組合新宿支部長でもある栄湯(新宿区西落合2)の石田真さんは、「銭湯の利用者増加を図りイベントを始めて今年で3年目。毎回好評で、期間中は普段銭湯を利用しない若い方にも多数お越しいただいている」と話す。「毎年楽しんでいただけるよう、プレゼントはデザインを変えるなどの工夫も。期間も長く、反響によってはプレゼントも増量する可能性があるので、どんどんチャレンジしてほしい」とも。

 銭湯といえば、かぐや姫のヒット曲「神田川」に登場する「二人で行った横丁の風呂屋」は新宿にあった。日本の庶民文化、特に銭湯研究の第一人者として知られる町田忍さんが「新宿文化絵図」(新宿区地域文化部文化国際課)に寄せたコラムによると、西早稲田3丁目にかつて実在した「安兵衛湯」がモデルであるという。「銭湯にいらっしゃるお客さまからも『神田川』の銭湯について聞かれることがあるのでお答えしている」と石田さん。

 イベントは12月31日まで開催。営業時間などの問い合わせは各銭湯へ(電話は15時~20時)。各浴場のリストは東京都浴場組合のホームページで確認できる。

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