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百人町の新聞販売店に「八百屋さん」出現-旬の“東京野菜”を販売

産地や食べ方、保存法などをスタッフが丁寧に説明

産地や食べ方、保存法などをスタッフが丁寧に説明

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 百人町の日経新聞・産経新聞販売店「今田新聞店」(新宿区百人町1、TEL 03-3371-7810)が、毎週月曜日と水曜日の10時から都内で収穫された野菜を販売している。

手描きのイラスト入りPOPが親切

 地域の情報発信を兼ねて2年前から江戸東京野菜「内藤とうがらし」の苗を読者にプレゼントしていたという同販売店は、今年6月、店舗前に「今田新聞店の八百屋さん」をオープン。仕入れやPOPの制作は東京野菜STYLE(NPO法人・おいしい水大使館)が行い、場所の提供と接客、宣伝を販売店が担当する。

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 「新聞販売店は早朝と夕方しか開いていないので、近所の人たちとのふれあいがあまりなかった。そこで合間を有効活用して地域のお役に立てれば、と考えた」と話すのは今田済士社長。1個単位から購入できることもあり、主に独り暮らしの高齢者に喜ばれるとか。旬のものしか置かないため種類は限られるが、「その分季節を感じられる」と今田さん。高級料理店やデパートに野菜を卸す農家もあり、「一度食べてみると質の良さが分かってもらえるはず」と胸を張った。

 店先に野菜が並ぶと、道行く人が次々とのぞき込んでいく。産地や食べ方を尋ねる人には、スタッフが丁寧に説明する。毎週利用するという近所の女性は「野菜販売のことは新聞のチラシで知った。新鮮でおいしく、珍しい野菜もあるので、いつもたくさん買っていく」と話す。

 販売店の業務をPRするために、野菜の販売中はあえて店のシャッターを開けて中を見せている。「最近は従業員が集金をする際にお客さまと野菜の話題で盛り上がるらしく、楽しそうにしている。やってよかった」と今田さん。「10月9日にオープンした高田馬場4丁目店も併せて周知を図っていきたい」とも。

 営業時間は10時~12時。高田馬場4丁目店は毎週木曜日と金曜日11時~16時(共に売り切れ次第終了)。