新宿3丁目のギャラリー絵夢(新宿区新宿3、TEL03-3352-0413)で、10月2日から「水森亜土展」が開催される。
「亜土ちゃん」の愛称で親しまれる水森さんは、1960年代~80年代にかけてNHK教育テレビ「たのしいきょうしつ」の中で、透明のアクリルボードに両手で同時に絵を描きながら歌う「歌のおねえさん」として人気を博した。愛らしいタッチで描かれる少女や猫などのイラストが特徴で、今もグッズが多数販売されるほか、広告や商品にもキャラクターが使用されている。またイラストだけでなく、舞台女優、童謡・アニメソング・ジャズ歌手、作家など、活躍のフィールドは多岐にわたる。
同展では油彩や水彩、グッズなど40点以上を展示販売。水森さんも会期中不定期で来廊し、作品購入者全員に直筆サインをするという。
「本展は毎年秋の恒例で、毎年全国から幅広い年齢層の方にお越しいただいている。子どものころテレビやおもちゃで水森さんの作品に触れ、大人になって個展を見に来られる方も」と同ギャラリーの増田恵里さんは話す。「明るく楽しく、見る人を幸せな気持ちにしてくれるところが水森さんの作品の魅力。ご本人も親しみやすいお人柄で、それが世代を超えて愛される理由では」とも。
開催時間は11時~19時(最終日17時まで)。入場無料。8日まで。