伊勢丹新宿店(新宿区新宿3、TEL 03-3352-1111)・メンズ館で8月27日から、イラストレーターの宇野亜喜良さんがビジュアルを手がける「空想百貨博物館 2014 ISETAN IRODORISAI 彩り祭」が行われている。
宇野亜喜良さんは、1934年生まれ名古屋出身のイラストレーター。カルピス食品工業、日本デザインセンター、スタジオ・イルフイルを経てフリーとして活動。日宣美特選、日宣美会員賞、講談社出版文化賞、赤い鳥挿絵賞、日本絵本賞、全広連日本宣伝賞山名賞など多数の賞を受賞。また、1999年に紫綬褒賞、2010年には旭日小綬章受章。主な作品に「宇野亜喜良60年代ポスター集」「サロメ」「奥の横道」「MONO AQUIRAX+」、絵本に「あのこ」「白猫亭」「上海異人娼館」「おおきなひとみ」など、昭和期の日本を代表する挿絵画家・グラフィックデザイナーの一人。
同イベントは、同店舗のショーウィンドーを中心に宇野さんのイラストを展開。6つの部屋に寡黙類・多忙類・潔癖類・友愛類・虚無類・夢想類とキャラクターの異なる6人の女性が暮らしているという設定で、それぞれの特徴の解説や、タイプごとの女性のイラストが描かれる。
「ここはイマジネーションが生み出したどこにでもあって、どこにもない博物館。どうぞ、常識にはとらわれずにご覧ください。なんの変哲もないものに見えても、きっともうひとつの顔が隠れているはずです。その目でお確かめを」と、担当者。
開催は9月9日まで。