伊勢丹新宿本店の食品フロアがグランドオープン-高感度ショップ続々と

伊勢丹新宿本店の食品フロアがグランドオープン(写真=前夜祭セレモニーの模様)

伊勢丹新宿本店の食品フロアがグランドオープン(写真=前夜祭セレモニーの模様)

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 伊勢丹新宿店(新宿区新宿3、TEL 03-3352-1111)は6月13日、段階的に進めていた地下1階食品フロアのリニューアルを終了し、グランドオープンした。同フロアの全面リニューアルは開業以来初の試み。

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 リニューアルは、既存のアイテム基準の展開を見直し、食への関心度(「作る」「食べる(和・洋)」「楽しむ」)別に分類した4カテゴリー「マーケットスタイル」「和のスタイル」「洋のスタイル」「イベントスタイル」でフロアを再構成したのが特徴。フロアは什器や照明などを一新、統一感を持たせたほか、ゆとりのある通路で買い回りを促進した。

 展開数は183ブランドで、伊勢丹新宿店のみで展開を行う独自ブランドは40に上るなど「独自性・希少性・限定性」の高いMD編集を行っているのも特徴。フロア内に野菜ソムリエやワインアドバイザー、利き酒師など専門家約20人を配しサービスを強化したほか、モルトウイスキーの試飲や生ハムとワインなど6カ所でテイスティングコーナーを展開、酒類と食材の相性の提案などを行う。

 12日に行われた前夜祭では、ゲストとして16人のシェフが登場。「パティスリー サダハル アオキ パリ」の青木定冶さんは、「世界的に見てもこのレベルの食品フロアはない。出店できて光栄です」と話す。

 今回のリニューアルで披露された「シェフズセレクション」では、同店がセレクトした食材を使い、一流シェフのレシピで料理を提供する「キッチンステージ」を開設。6月13日~26日は、「オテル ドュ ミクニ」の三國清三シェフのレシピが使用される。

 「チーズ王国」を展開する久田(立川市)は、チーズ専門店「フロマージュリー HISADA」を出店。すぐに食べられる「熟成させた」チーズを提供するなど、高感度の顧客に向けた差別化を図ったという。同社副社長で日本人女性初のチーズ熟成士・久田早苗さんは「パリ店と同程度のレベルで提供したい」と話す。

伊勢丹新宿店

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