新宿経済新聞とキャリアマート(新宿区西新宿7)は5月11日、「新宿エリアの転職事情-第5回新宿経ランキング」を調査・発表した。
新宿経ランキングは、新宿経済新聞が主体となり「広域新宿圏」に位置する企業や店舗に動向調査を依頼、新宿エリアにおけるトレンドをランキングから探るもの。今回の調査対象は、人材サービスを手がけるキャリアマート。
同社に登録する転職希望者は約35,000人で、男女比は男性=65.6%、女性=34.4%。平均年齢は32.9歳で、20~30代が約75%を占めるという。今回は、新宿エリアに位置する企業の「業種別求人数」をリサーチした。ランキングは下記の通り。
1位 IT・通信・ソフトウェア
2位 電気・電子・半導体
3位 製薬・医療
4位 アパレル・消費財・通販
5位 化学・バイオ・素材・食品
同社広報担当の関さんは「求人の約7割がIT関連」と話す。「ベンチャー企業の9割以上がIT関連」と言い、「ベンチャーは西新宿にオフィスを構えるパターンが多く、新宿は企業単位で見ると『社歴が浅い街』かもしれない」との見解も。
転職のパターンとして「結婚を控えた女性が産休などの待遇を求めて活動する」など現実的な側面がある一方、「良い転職先があれば」という「何となく転職」予備軍も多いという。同社に登録する転職希望者のうち約68%が現職で働きながら活動している。関さんは「10年ほど前はネガティブなイメージで語られることが多かった『転職』だが、今はステージアップや起業を視野に入れた活動が行われるなど転職のイメージは変わっている」と話す。