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新宿・紀伊國屋書店でNPOグリーンズがトークイベント-新刊発売で

対談をする兼松佳宏さん(写真左)と、小熊英二さん(写真右)

対談をする兼松佳宏さん(写真左)と、小熊英二さん(写真右)

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 紀伊國屋書店新宿南店(渋谷区千駄ヶ谷5)7階サザンシアター(TEL 03-5361-3321)で6月5日、第124回サザンセミナー「社会を『つくる』ために」が開催された。

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 ウェブマガジン「greenz.jp」運営など、「『ほしい未来』をつくる」ためのさまざまなプロジェクトを展開するNPOグリーンズ(千駄ヶ谷1)2冊目の著書「日本をソーシャルデザインする」(朝日出版社)の刊行イベントとし、greenz.jp 編集長の兼松佳宏さんが、小熊英二さん(社会学者)を招き対談を行った。 

 既刊「ソーシャルデザイン-社会をつくるグッドアイデア集」(朝日出版社)の好評などを受け、同店では今年3月、「『世の中を今よりも少しでも良くしたい』という社会の動きを書店の現場から応援したい」と、5階売り場に「ソーシャルデザインの本棚」を設置している。

 対談ではグリーンズ新刊と、2013年新書大賞を受賞した小熊さんの著書「社会を変えるには」を軸に、「社会を変えるとは」「『変える』と『つくる』の違いとは」「日本をソーシャルデザインするには」をテーマにトークした。「グリーンズの社会では、常にポジティブでいないといけない。息苦しさを感じる」という小熊さんに対し、「自分でもできるかもしれないという1%の自信を応援する『爽やかな風』でありたい」と兼松さんが答えた。兼松さんは「ビクビクしながらも、いい話ができた。これからのグリーンズに期待してほしい。有意義な時間だった」と対談を締めた。

 100人以上集まった観客からは「当たり障りない褒め合いではなく、率直な意見をぶつけ合う対談を見られてよかった」などの声が聞かれた。

 次回、第125回サザンセミナーは「生きること、死ぬこと 瀬戸内寂聴×藤原新也」と題し、6月25日に開催される。チケットは紀伊國屋サザンシアターなどで販売。開場18時30分、開演19時、料金1,000円。

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