新宿三丁目にある映画館「シネマート新宿」(新宿区新宿3、TEL 03-5369-2831)で4月20日、人気インド映画4本を続けて公開する特集企画「ボリウッド4」が始まる。
インド本国で歴代興行収入ナンバーワンを達成した「きっと、うまくいく」の場面写真
昨年公開されたインド映画「ロボット」や「ボス その男シヴァージ」などのヒットで、あらためて注目されているインド映画。「約15年前に公開された『ムトゥ 踊るマハラジャ』からの根強いインド映画ファンを中心に、30代以上の方によく見ていただいている。最近ではインド旅行の人気も高まっていて、そこから映画に興味を持ち始めている20代の男女も多くなってきている」と担当者。
同企画では、本国で2009年に公開され歴代興行収入ナンバーワンを達成、世界中でのリメークが決定しているという感動エンターテインメント「きっと、うまくいく」、同じく歴代興行収入2位を達成したインド版「007」のスパイ・アクションロマンス超大作「タイガー 伝説のスパイ」、アメリカでもヒットしたというクライム・ハードアクション「闇の帝王DON ベルリン強奪作戦」、キング・オブ・ボリウッドことシャー・ルク・カーンさんを主演に迎えた大河ラブロマンス「命ある限り」の4作品を「ボリウッド4」として紹介する。
「今のインド映画のクオリティーの高さをまず見ていただきたいという趣旨で企画した。今までのインド映画に対する日本人のイメージは『突然始まる歌と踊りが満載な不思議な映画』というのものだと思うが、今のインド映画は世界を標準に作品が製作されていることを知ってもらいたかった」と話す。
初日には公開記念トークイベントを開催。インド映画ファンだという大槻ケンヂさんが登場し、同企画を盛り上げるべく誕生したという映画業界初のゆるキャラ「ナン子ちゃん」と初対面、トークを展開する予定。「ナン子ちゃんは『ナマステ』としか答えられないので、果たしてトークができるのか…」と担当者。
「今やハリウッド映画を凌(しの)ぐ製作本数とクオリティーの作品を世に送り出している映画大国インド。ぜひ、一度だまされたと思って見にきてほしい。必ずや驚かれるボリウッドの世界を体験できると思う」と来場を呼び掛ける。
イベントは「タイガー 伝説のスパイ」10時~の回の上映後に行われる。料金は、一般=1,800円、大学・高校生=1,500円など。4作品いずれかのポスター付き前売り券なども販売している。上映スケジュールなどの詳細はホームページで確認できる。