新宿東口にあるK's cinema(新宿区新宿3、TEL 03-3352-2471)で4月6日より、次世代の若手監督らによる音楽映画祭「MOOSIC LAB(ムージック・ラボ)2013」が開催される。主催は「SR サイタマノラッパー」シリーズなどを配給してきたスポッテッドプロダクションズ(世田谷区)。
山戸結希監督と4人組バンド「おとぎ話」による作品「おとぎ話みたい」の場面写真
同社が2011年に企画した作品「劇場版 神聖かまってちゃん ロックンロールは鳴り止まないっ」がきっかけとなり立ち上がったという同企画。同社社長の直井卓俊さんによれば、「2012年が実質的な1回目。連日ソールドアウトが続いてすごい熱気だった」。精力的な活動を行っているアイドルグループ「BiS」主演の「アイドル・イズ・デッド」をはじめ、数作品の続編制作が決定、参加した監督やアーティストが注目されるなど「いい流れがつくれたかなと思っている」。
映画祭では、新進気鋭の監督とミュージシャンによって作られた全13作品をコンペ形式で紹介。プログラムは、劇場支配人や審査員、観客投票によってグランプリなどを決める「MOOSIC COMPETITION」と、同企画がきっかけとなり制作された新作映画や、昨年の優秀作品など全12作品を上映する特別招待部門「MOOSIC EYE」の2つ。
「東京学生映画祭」で審査員特別賞受賞、「ぴあフィルムフェスティバル」で入賞するなどして注目されている山戸結希監督と4人組バンド「おとぎ話」による作品「おとぎ話みたい」や、王子小劇場「筆に覚えあり戯曲募集」で史上初入選、佐藤佐吉演劇賞で最優秀脚本賞を受賞するなどして注目されている三浦直之監督(ロロ主宰)と、シンガー・ソングライターの倉内太さんによる「ダンスナンバー 時をかける少女」をはじめ、さまざまな作品をラインアップする。
直井さんは「昨年の熱気を受けて、今回は上映回数や期間を拡大して開催することになった。ぜひ劇場に足を運んでいただき、観客投票などにも参加していただければ」と呼び掛ける。
料金は、一般=1,500円、大学・高校生=1,300円など。上映期間は4月26日まで。上映スケジュールなどはK's cinemaのホームページで確認できる。
関連イベントとして、4月3日には新宿ロフトで「MOOSIC LAB2013 OPENING PARTY!」も開催。参加監督とアーティストらによる映像上映やトーク、ライブが予定されている。出演は大森靖子さん、BiS、倉内太さんほか。料金は前売り=2,000円ほか。