新宿末広亭(新宿区新宿3)で3月31日、林家木久蔵さん・きくおさん親子と、お笑いコンビウッチャンナンチャンの南原清隆さんが出演する特別興行「花だより三人会-木久蔵、きくおとナンチャンです!」が開催される。
同興行は、老舗の寄席・末広亭が2カ月に1度行う特別興行「余一会」の演目として開催されるもので、木久蔵師匠、きくおさん、南原さんが古典落語を披露する。企画・運営は、興行などの企画制作会社ジュゲムスマイルズ(東村山市)が手がけた。
同社の大野善弘代表は、末広亭勤務を経て、人間国宝の故・5代目柳家小さん師匠のマネージャーを勤めた後、独立。同興行に出演する南原さんとの出会いは12年ほど前で、南原さんが小さん師匠の楽屋を訪ねた際に「いつか落語で高座に上がりたい」と自身の夢を語ったことがきっかけ。南原さんは、高校時代には落語研究会に所属するなど落語の世界に造詣が深く、最近では落語祭などのイベントでも落語を披露しているが、東京の寄席では初高座となる。大野さんは「今では彼の腕前はなかなかのもの。特に若い女性から支持を得ているようだ」と話す。
テレビ番組「笑点」への出演で知られる木久蔵師匠と息子のきくおさんは今秋、同時襲名を予定。きくおさんが真打に昇進すると同時に父の芸名「木久蔵」を襲名、木久蔵師匠の新しい芸名は現在、同番組で一般公募している。
大野さんは「お茶の間でお馴染みの木久蔵親子とナンチャンという、落語会でも注目が集まる面々。寄席のライブ感をこの機会に楽しんでもらえれば」と話している。
入場料は、前売り・当日券ともに大人=3,000円、学生=2,500円。ただし前売りは2階席のみ。
開演時間は18時。