新宿のペンタックスフォーラムギャラリー（新宿区西新宿1、TEL 03-3348-2941）で6月27より、写真家・小林幹幸さんの個展「スクールガールジャパン」が開催される。

　小林さんは、1963（昭和38）年生まれ。広告制作会社での勤務、フォトグラファーアシスタントを経て独立。1992年の「parco promising photographer」をはじめ、朝日広告賞など数々の賞を受賞してきた。現在はファッション広告や映像分野で活躍している。昨年夏には人気アイドルグループ「AKB48」のDVDパッケージの撮影も手掛けた。

　同展は、「制服姿に日本人が本来持っていた凛とした佇（たたず）まいを見いだした」という小林さんが、2002年より撮影を続けている「スクールガールズシリーズ」の10年間の一つの区切りとして開催。アイルランドのドキュメント写真や、雑誌のために撮影されたタレント数人を含む近作、東日本大震災で被災した東北地方の「スクールガール」を撮影したものなど、約40点の大型カラープリントを展示する予定。「シリーズのルーツと現在が見られる構成になっている」と小林さん。

　同ギャラリーの江上晃央さんは「小林さんの個展は、ペンタックスギャラリーでは初開催。ペンタックスのデジタル一眼レフカメラ『645D』で撮り下ろした作品も見どころの一つ。そのクオリティーの高さにも注目してほしい」と話す。

　開催時間は10時30分～18時30分（最終日は16時まで）。火曜定休。入場無料。7月9日まで。