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新宿で女性写真家・中村早さん作品展-男性ヌード16点発表

©Saki Nakamura, ephemera, 2012

©Saki Nakamura, ephemera, 2012

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 フォトグラファーズギャラリー(新宿区新宿2、TEL 03-5368-2631)で現在、女性写真家・中村早さんの作品展「ephemera(エフェメラ)」が開催されている。

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 1984(昭和59)年生まれの中村さんは2004年より、同ギャラリーに参加。運営や機関誌の編集などに携わりながら、2005年以来、同ギャラリーなどで定期的に個展を開いてきた。

 継続して男性ヌード写真を撮り続けているという中村さん。そのきっかけについて、「初めての個展の準備で作品を選んでいるときに、撮りためた写真の大半が男性のポートレートだったことから、意識的に男性を撮影し始めた。初期の作品では80人近い男性の顔を正面から至近距離で撮影をしていたが、いろいろと試みるうちに、自然と顔だけでなく男性の身体にも関心を持つようになり、裸体を撮影するようになった」と話す。

 同展では、男性ヌードの最新作16点を展示。照明器具を使わず、夕暮れ時の光のみで撮影したという作品について、「不安定な光の濃淡によって、男性の身体の細部が曖昧な輪郭を持ったものとして浮かび上がった。タイトル『エフェメラ(=かげろう)』の通り、被写体が黒と白、昼と夜、男と女、人と物といった幾重もの間でゆらめくような作品に仕上がった」と紹介する。

 中村さんは「男性ヌードというといろいろなイメージを持たれると思うが、ぜひ会場で作品をご覧いただければ」と来場を呼び掛ける。

 開催時間は12時~20時。月曜休廊。入場無料。6月24日まで。

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