紀伊国屋書店新宿南店(渋谷区千駄ヶ谷5、TEL 03-5361-3301)の3階・ワクワク棚で現在、「いま気になる宇宙のこと。~日食・宇宙フェア~」 が開催されている。
ワクワク棚は、同店3階(入口階)にある常設の特集コーナー。「ネット書店が台頭している今、リアル書店ならではの企画で盛り上げることはできないか」と2011年6月に設置したもの。1つのテーマで3冊を紹介する「1テーマ3ブックス」、手作りPOPで書店員らの推薦書籍を解説する「キノミナの本棚」など、複数の特集を同時展開している。1カ月~1カ月半の周期でテーマを入れ替える。
今回のフェアは、「5月21日の金環日食と、6月6日の金星の日面通過に合わせたもの」と話すのは、ワクワク棚の企画を担当している神矢さん。映画化された小山宙哉さんのコミック「宇宙兄弟」(講談社)や、日食鑑賞に使用できる「日食メガネ&日食投影器金環日食ポスタ-付」(誠文堂新光社)をはじめ、村山斉さんの新書「宇宙は何でできているのか-素粒子物理学で解く宇宙の謎-」(幻冬舎)、「マーカス・チャウンの太陽系図鑑」(オライリージャパン)などの宇宙や天体に関する書籍約120点をジャンルレスに集めた。「専門的な知識を気軽に学べる新書や、美麗な写真が多数掲載されている図鑑などもある。宇宙や天文に興味を持っていない方も楽しんでいただけるのでは」とも。
連動企画として今月17日、同フロアのイベントスペースで、「月刊天文ガイド」編集部と天体写真家の牛山俊男さんによるトークイベントを開催。当日は牛山さんが撮影した天体写真を見ながら、日食を鑑賞できる場所や安全な鑑賞方法などについて解説を予定。開催は18時30分~。
神矢さんは「他のフロアでも、それぞれの売り場にちなんだ日食関連特集コーナーを設けている。金環日食や『宇宙兄弟』がきっかけで、天文・宇宙が気になっているという方には足を運んでいただければ」と来店を呼び掛ける。
営業時間は10時~20時(土曜は20時30分まで)。6月上旬まで。