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新宿パークタワーに廃蛍光灯を再利用したオブジェ-「再生」「光」をテーマに

使用済みの蛍光灯でつくったオブジェ「Re-BLOOM」

使用済みの蛍光灯でつくったオブジェ「Re-BLOOM」

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 新宿パークタワー(新宿区西新宿3、TEL 03-5322-6640)1階のアトリウムに現在、使用済み蛍光灯を生かした光のクリスマスオブジェ「Re-BLOOM ~Fluo:wer 2.0~(リ・ブルーム フラワー)」が展示されている。

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 廃蛍光灯を活用した展示は昨年に続き2回目。今回は「再生」と「光」をテーマに、同タワーで使い終えた蛍光灯156本を、三角形をモチーフに組み合わせ、高さ7.8メートルのオブジェを製作。下側から光を当てて高さ17メートルの吹き抜け空間に展示している。Re-BLOOMは「再び咲く」という意味で、Fluo:werは英語の蛍光灯(fluorescent lamp)と花(flower)を掛け合わせた造語。

 同タワーを運営する東京ガス都市開発によると、オフィスフロアやホテル、インテリアショップ、レストランなどで構成される同タワーからは年間約1万7000本の蛍光灯が寿命を終え廃棄されているという。蛍光灯は表面に塗られた蛍光塗料に光を当てると、電気を通さなくても発光しているように見えることから、今回の展示ではブラックライトとLEDの光を交互に3分おきに当てて、光るクリスマスツリーのように見せている。

 廃棄を待つ素材に再び光を当て、途切れることのない三角形をつなぐことで「再生」と「つながり、絆」を表現しているという。広報担当者は「今年は、環境やエネルギーについてあらためて考える機会が多かった。資源を有効活用し環境に配慮することが未来を明るく照らす、というメッセージも込めている」と話す。

 照明時間は8時~22時(最終日は15時まで)。来年1月10日まで(12月31日~1月3日は休館)。

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