新宿西口ハルクから新宿サザンテラスにかけての約888メートルのエリアで11月22日、「新宿テラスシティ イルミネーション’11-’12」が始まった。
6回目を迎えた同イベント。訪れた人がより元気になるよう願いを込め、高さ19メートルの希望のツリーや、地元の学生と連携したエコツリーなど、大きさも色も形もさまざまなツリー40本を設置する。環境に配慮し、全電力1万キロワットをグリーン電力で賄う。前回に比べてLED電球の数を約50万個から約25万個に減らすほか、点灯時間や期間を短縮することで、電力使用量を50%以上削減する見通し。
主な見どころは、小田急百貨店の窓面を利用した幅約88メートル、高さ約19メートルの「希望のツリー」。モザイク坂は銀色のスパンコールやオーナメントの装飾に加え、右手の壁面に高さ5.6メートルの金色のLED電球を設置して坂道全体を優しい光で照らす。坂を抜けたモザイクステージには、紫、緑、ピンク、青、チョコレートカラーのオーナメントで彩った大小5本のツリーが並ぶ。
新宿サザンテラス奥の広場には、2つのスイッチに手をかざすと6色(赤、青、緑、ピンク、黄、レインボー)いずれかの光が点灯し鐘の音が鳴る「絆のツリー」も登場。新宿ミロード2階・7階には、文化学園大学(渋谷区)の学生が白い靴下やネクタイ、服を再利用したオーナメントを飾ったエコツリーと、経済の再生・復興を願いネクタイを結んだツリーも設置している。
小田急電鉄広報部担当者は「点灯時間や期間を短縮しながらも、大切な人とのつながりが感じられる『絆のツリー』など、工夫を凝らしたイルミネーションがまちと人を包んでいる。お越しいただいた方々に楽しんでいただけるのでは」と話す。
点灯時間は17時~22時(12月23~25日と31日は24時まで)。2012年1月31日まで(一部は12月25日まで)。