新宿歌舞伎町・えび通りに11月2日、浜焼き酒場「日本鮮魚甲殻類同好会～えび通り本部」（新宿区歌舞伎町1、TEL 03-5287-2568）がオープンした。

　「えび通り」は、かつて店頭でエビなどの魚介類を扱う店が多かったことから名付けられたが、時代の流れとともに、そのほとんどが姿を消した。同店は、えび通りにあった大衆割烹「磯八」跡にオープンした。広報担当の安藤さんは、「『磯八』跡ということで出店を決めた。昔は店頭で焼く大エビが名物の居酒屋が軒を連ねるにぎやかな通りだったということで、当店から、また通りがにぎやかになっていけばうれしい」と話す。店舗面積は約45坪、席数は120席。

　浜倉的商店製作所（千代田区）直営店で、「恵比寿横丁」などで知られる同社・浜倉好宣社長がプロデュースを手掛ける同店は「漁場直送」が売り。「全国各地の漁師の元まで仲買人が買い付けに行き、そのまま仲買人が店まで運び、お客さまに直接提供する。こんな新しい仕組みだからこそ、通常では食べられない新鮮魚介を提供できる」と安藤さん。静岡・伊東漁港をはじめとした朝取れ鮮魚の刺し盛り（1,599円～）、本日の浜串焼き、限定アワビ地獄焼き（1,499円）などを提供。糸魚川からは、「鮮度落ちが早いため県外にはまず出回らない」というベニズワイガニを用意する。

　そのほか、必須アミノ酸やビタミン類など59種類の栄養素を持つユーグレナ（和名＝ミドリムシ）が入っている「ユーグレナハイ」（599円）、「いまだに小売りされていない『幻の酒』、東京で最も入手困難な酒と言われる『ホイス』（499円）もおすすめ」とも。

　営業時間は11時30分～翌5時。