札幌スープカリー「東京ドミニカ」(新宿区新宿3、TEL 03-6380-4644)が震災のあった3月11日、新宿3丁目交差点そばにオープンした。
オープン初日のランチタイム、20人ほどいた客は地震が発生した時刻には3人に。「地下なのでそれほど激しい揺れは感じなかったが、お客さんに外へ避難してもらったら、外のビルが大きく揺れていて、非常階段から下りてくる人や震えて泣いている人もいて騒然としていた」と振り返る同店社長の瓜生さん。店に被害はなかったが、翌日から数日休業を余儀なくされた。
約20坪の店内にカウンター8席、テーブル16席を配した同店。メニューは本家の「札幌スープカリー」同様、原点でもあるスタンダードな「黄色スープ」、トマトベースのさっぱりした「赤スープ」、コクのある「黒スープ」の3色からベースのスープを選び、「チキン」「ポーク」「野菜」から具材を選ぶ。価格はいずれも1,200円+ライス200円(ランチタイムはライスサービス)。
ライスには北海道産の低農薬米を使い、辛さは10段階。トッピングとして、とろーりチーズ、焼きチーズ(各150円)、納豆、串玉ネギ、オクラ、フライドオニオン、ガーリックチップ(各100円)、チキン(350円)などをそろえる。現在オープン記念として終日ランチタイムサービスとなり、ライスが無料になる。
「ポークは柔らかく、チキンはトロトロ。決して他のスープカリー屋さんに負けてない。震災の影響もあって新宿に元気がないが、お客さんに『新宿にスープカリーの店ができてうれしい』と言ってもらえ、反応もまずまず」と瓜生さん。「次は『白スープ』を登場させる予定。楽しみにしてほしい」とも。
営業時間は11時~21時。