都庁でパネルディスカッション「若者の声を聞きたい!」-専門家4人が討論

イベント「若者の声を聞きたい!」のパネリストたち

イベント「若者の声を聞きたい!」のパネリストたち

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 都庁第1本庁舎(新宿区西新宿2)45階の南展望台で1月22日、イベント「若者の声を聞きたい!」が開催された。主催は、2009年の夏に東京都が開設した電話とメール相談窓口「東京都 若者総合相談(・э・) / 若ナビ」。

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 当日は4人の専門家が登場し、パネルディスカッションと質疑応答を行った。パネリストはさまざまな視点で若者の悩みと向き合ってきた小説家の平野啓一郎さん、NPO法人「育て上げ」ネット理事長の工藤啓さん、マイクロソフト法務政策企画統括本部、渉外・社会貢献課長の龍治玲奈さん、精神科医・若ナビ監修者の田村毅さん。

 4人のパネリストらは、不況の波を受ける若者たちの周辺環境についてそれぞれ話した。平野さんは「学生のころは個性を発揮する場が限られている。就職はまさに個性を発揮するところ」と話した。工藤さんは「今の若者は、はなから諦めざるを得ない状況からスタートしている」とも。龍治さんは「若者は現在とても厳しい状況にいる。それは彼らが悪いわけではない」とコメント。

 「若ナビ」は、モヤモヤした悩みや不安を抱える18歳以上の若者を対象とした総合的な電話相談窓口。「相談内容は何でも良く、これまで特定の悩みが明らかでない若者からの相談も継続的に受け止め、解決に向けての助言を行ってきた」(田村さん)。

 昨年7月31日に開設した電話相談は、年末までで1755件、11月27日に新設したメール相談窓口には約1カ月間で100件以上の相談が寄せられた。相談者は20~30代が中心。特に無職の人や学生が多く、相談内容は自分自身に関する悩みや職場関係や対人関係の悩みなど。

 講演後には質疑応答が行われた。大学3年生の公務員志望の男性からは就職に対する不安や悩み、男性派遣社員からは就労への不安や対人関係の悩みが相談された。

 同窓口担当者は「若者からの相談を継続的に受け止め、解決に向けて助言を行っていく。必要に応じて関係機関と連携しながら、より多くの若者の悩みの解消を目指す」と話す。

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