エステー(新宿区下落合)が主催する「2万人の鼓動 TOURS ミュージカル『赤毛のアン』」東京公演が8月27日、新宿文化センター(新宿区新宿6、TEL 03-3350-1141)で行われた。
同公演は7回連続で上演。公演当日まで、ホームページなどを通してキャストとスタッフの舞台製作過程を参加者全員と共有、当日には観客席を巻き込む舞台演出を行っている。オーディションに合格した13人の年齢は9歳~18歳。出演者たちは合宿での全体練習や、個人練習を積み重ね、プロが作り上げるステージに挑み、この日は1,436人の来場者とともに舞台を作り上げた。
島谷ひとみさんが主演を演じるのは3年目。「演じれば演じるほど、アン・シャーリーという女の子が愛しくなります」とコメントする。
島谷さんは「11歳の女の子の役の衣装を着るのは少し恥ずかしいけれども、かなり喜んでこの役を演じています。お客さんとの一体感のある舞台なので、同じ感情を共有できてうれしい」と話す。「難しいのは、ついつい大人の、29歳の島谷ひとみが出てきてしまうところ。でもそこを抑えて、ステージでは子どもなので楽しく走り回っています。皆さんで作り上げる夏休み、あったかい赤毛のアンをみなさんにお届けします」とも。
今年のツアー公演は、明日の上演で千秋楽を迎える。