丸井グループ（中野区）は2月20日、新宿マルイ・リニューアル計画の第1弾として「旧マルイシティ－」を「新宿マルイワン」（新宿区新宿3、TEL-03-3354-0101）としてリニューアルオープンする。

　同館は全8フロア。約半数に当たる16店がマルイに初出店する。全国初デビューの店舗は、東京の雑貨を集積した「KAIJU BLUE（カイジュウブルー）」、ストリートファッション誌「FRUiTS」のリアルショップなどのほか、モダン着物の「豆千代モダン」とブライスドールとポップアートの「レレ ジュニームーン」が商業施設へ初出店する。

　フロアテーマは、1階＝東京らしいファッショナブルなカルチャーを集積する「TOKYO POP CITY」、2階＝ストリート誌とコラボレーションする「ストリートカルチャー」、3階＝個性派ファッションを提案する「ロマンチックカジュアル」、4階＝モダン着物・ドール・姫系ファッションなどの「アジアンモダン」、5階＝世界観へのこだわりを見せるブランドを集積した「クワイエットファンタジー」、6階＝日本で独自に進化した「パンク・ロック」、7階＝女の子の夢のような「ロリータサロン」、8階＝ライブファッションとビジュアル系の音楽を併せた「ミュージック＆ライブ」。

　ほかにも、カルチャー誌「スタジオボイス」とコラボし、エスカレーター周りで日本のクリエーターがアートを表現する「エスカレーター ミュージアム」が登場。「マルイウェブチャンネル」も店舗とウェブが一体化したマルチチャネルストアになる。オープニングイベントの「クラッシュハローキティ」では、ファッションブランドと「ハローキティ」とのコラボレーションによる限定商品発売や、一般公募によるオリジナルキティの商品化、著名人によるチャリティーなどを行う。

　同社広報担当者は「現在、ファッションだけでなく、さまざまな商品や価格に対する世の中の価値観が大きく変化している。こうした環境変化に対応すべく、2009年に新宿のマルイ6館が生まれ変わる。新宿マルイワンはその第1弾で、『クールな東京ファッションカルチャーの発信拠点』を目指す」と話す。

　2月27日には「新宿マルイ カレン」、4月下旬に「新宿マルイ 本館」を伊勢丹正面にオープンする。営業時間は11時30分～21時。