かねてより建設が進められていた「モード学園コクーンタワー」に出店する「ブックファースト新宿店」(新宿区西新宿1)のオープン日が11月6日に決定した。
同ビルは、地上50階、地下4階、最高部203.65メートル、敷地面積5,172.27平方メートル、延べ床面積80,903.43平方メートルの巨大な高層建築物で、東京モード学園(新宿区)が2006年に建設を開始した。都庁などを設計した丹下都市建築設計が担当している。モダンな外観が特徴で、新宿では完成前から早くもランドマークとして機能している。
阪急リテールズ(大阪市)が運営する同店は、ビル内の地下2階~地上1階部分に出店し、総面積3,600平方メートル、約90万冊を蔵書する新宿西口エリア最大級の書店となる。初年度の年商は30億円を見込む。
店内は、7つの書店ゾーン(A~Gゾーン)に分かれ、テーマに沿った品ぞろえを展開する。地下1階Aゾーンの雑誌コーナーでは、昨年10月に閉店した渋谷店の名物コーナー「TOKYO Magazine Center」を復活させ、資料価値の高いバックナンバーなど約5,000種類の雑誌を取りそろえる。
1階にはトランジットジェネラルオフィス(目黒区)が企画・運営するカフェ&ギャラリー「BLUESQUARECAFE」を併設する。iPodを利用した視聴コーナーやインターネットコーナーも常設し、ギャラリー展示やサイン会、講演会など各種イベントも開催する予定。
同店広報担当者は「新宿西口のビジネスパーソンや学生に限らず、首都圏近郊から新宿エリアに流入するユーザーのニーズに幅広く応えるため、フラッグシップ店に相応しい規模・設備を備えた」と話す。
営業時間は、書店部分=10時~22時、BLUESQUARECAFE=8時~22時(土曜・日曜・祝日は10時~)。