ドバイの砂漠に書を描く-SYOING ARTIST吉川壽一さん作品展

ドバイでのヘリコプターによるSOY ARTの風景

ドバイでのヘリコプターによるSOY ARTの風景

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 ヘリコプターのホバリングによって砂などを吹き上げ、砂の中から巨大紙に描いたアートを出現させるSYOING ARTの第一人者、吉川壽一さんの作品展「無二なる『風の書』」が10月11日より、コニカミノルタプラザ(新宿区新宿3、TEL 03-3225-5001)で開催されている。

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 1943年福井県出身の吉川さんは、上野の森美術館全館を使用した展覧会やNHK大河ドラマ「武蔵」の題字やイトルを揮毫(きごう)するなど、前衛書家として活躍すると同時に、天安門やドバイの砂漠で書を書くなど、「SHO Artist」としても精力的に活動している。

 今回の展示内容は、越前和紙・岩野平三郎氏が手漉きする巨大麻紙、特号紙、半枚漉き、2号鳥の子紙などを駆使した約50点の「風の書」や、ドバイでのSYOING ART、3.5次元屏風などを展示する。

 吉川さんは「『無』の広大な大地から生まれるSYOは、崇高な光と風を感じる瞬間。大地と天空と風に抱かれ、生あるものすべての存在とともに生きてゆく道を、考え、求め『風の書』を発していきたい」と話す。

 期間中の10月16日、吉川さんが来廊してギャラリートークも開催する。

 開催時間は10時30分~19時(最終日のみ15時まで)。今月20日まで。

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