新宿三越アルコット(新宿区新宿3、TEL 03-3354-1111)は8月1日より、地下2階フードイベントスペースで日光天然氷を使った「四代目徳次郎のカキ氷」の販売を開始する。
同商品は、冬場に収穫された天然氷を使ったかき氷で、使用するシロップもより天然に近いものを各地から取り寄せる。メニューは、砂糖きび内部の天然成分を使用した「沖縄粟国生なり糖」、鴻おおとり商店「秘伝黒糖蜜」、おきな屋「りんごシロップ」で、テークアウト容器(カップ、スプーン)も環境に配慮した素材を使用する。価格は630円~840円。
天然氷は、冬に岩清水を配水パイプによって浄化槽に集め、殺菌・消毒後、生産池に流し込み、寒波によって成長させたもの。製品化のためには「ゴミやほこり、雪などを毎日取り除く作業や運搬作業など重労働が重なる」(同店広報担当者)という。現在は製氷技術の発展により需要が減ったことに加え、地球温暖化の影響により、昭和初期のピ-ク時には全国に100軒近くあったといわれる氷室(夏の出荷時期まで天然氷を貯蔵しておく所)が、現在では全国でわずか5軒となってしまい、製品の存続が危ぶまれているという。
天然氷を提供する「四代目徳次郎」は、日光市御幸町で100 年近く伝統的な天然氷の生産を行っている老舗氷室。現在は4代目・山本雄一郎さんと「日光森と水の会」の有志が運営している。
同店広報担当者は「気象条件と密接な関係のある天然氷を使ったかき氷の販売を通じて、地球温暖化防止のメッセージを発信したい」と話す。
営業時間は11時~21時。販売は8月31日まで。
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