副都心線開業で新宿に活気-野外ジャズイベントも

新宿通りの新宿三丁目交差点で行われた野外ジャズフェスティバル

新宿通りの新宿三丁目交差点で行われた野外ジャズフェスティバル

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 6月14日の東京メトロ副都心線開業を受けて、新宿三丁目駅付近は活気を見せている。

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 同線開業を記念して発売された記念乗車券がわずか1時間で売り切れたのに続き、関連グッズも飛ぶように売れている。開業2日目となる6月15日は日曜日ということもあり、鉄道ファンを中心に親子連れなどが新宿三丁目駅のグッズ売り場に並び、副都心線10000系プラレール(2,000円)、電車型目覚まし時計(1,000円)、電車型警報ブザー(800円)、10000系ホッチキス(800円)、10000系USBメモリ(2,500円)などの記念グッズに人気が集中した。

 同駅出口の新宿通りでは、新宿三丁目交差点~新宿アルコット前に座席を並べ、野外音楽イベント「NEW Shinjuku Jazz Scramble」が開催された。歩行者天国でもある会場は、両脇に並んだ警備員が歩行者を立ち止まらせずに誘導するのに苦労するほどの人通りとなり、そうそうたるミュージシャンの演奏に大きな歓声が上がった。

 同駅周辺の百貨店でも客足は大きく伸びた。開店前の新宿高島屋には約3,000人が列を作り、同駅連結口からの客数は当初見込みの約2倍に。同線を伊勢丹線と呼ぶ声があるほど抜群の立地にある新宿伊勢丹では、同線改札口と直結する地下食品街(同店デパ地下)への客の流入が途切れなく続き、売り上げは土曜・日曜とも、これまでの3割増しという。老舗和菓子店の接客担当者は「同線開業による人出につられて、近隣のお客様も大勢いらっしゃった」と話す。

 副都心線は渋谷~和光市駅間(20.2キロ)が開通し、東京メトロでは1日当たりの利用客数を約15万人と試算している。新宿三丁目駅では1日平均49,000人の利用を見込んでいるが、開業2日間の改札通過人数は見込みを大きく上回った。

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