2008年元旦に急逝した写真家・内野雅文さんの追悼展「Photo Document-Masafumi Uchino」が4月15日より、新宿ニコンサロン(新宿区西新宿1、TEL 03-3344-0565)を中心に、東京と大阪の複数のギャラリーで順次開催される。
1973年東京出身の内野さんは、1996年東京造形大学造形学部デザイン学科デザイン専攻1類写真コース卒業後、「思索の旅」と称して日本各地を歩き、膨大な量のスナップを通して多くの作品を残した。写真展には在学中から積極的に取り組み、「野ざらし紀行」(2002年)や「ケータイ」(2003年)など話題を集めた。2005年にミオ写真奨励賞審査員特別賞を受賞している。2004年には写真集「ケータイと鏡 1996-2004」を発表。2006年から京都に拠点を移し撮影を続けていたが、今年1月1日、京都八坂神社の境内で撮影中に倒れ、急性心不全にて急逝した。享年34歳。
新宿ニコンサロンでは、生前に内野さんの個展開催が決まっていたため、改めて追悼展「Photo Document-Masafumi Uchino」と題し、内野雅文展「車窓から」をそのまま開催することに決めた。内野さんと生前から親交のあったギャラリーニエプス(新宿区四谷3)や大阪ニコンサロン(大阪市北区)など、東京・大阪のギャラリー7カ所でも順次、内野さんの追悼展を開催する。4月27日には四谷ひろば(四谷4)で「お別れ会」も行われる。
新宿ニコンサロンの開催時間は10時~19時(最終日のみ16時まで)。4月28日まで。各ギャラリーへの問い合わせはホームページ参照。
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