コニカミノルタプラザ(新宿区新宿3、TEL 03-3225-5001)で9月21日より、水谷章人スポーツ報道写真展「瞬間を撃て」が開催される。
1940年長野出身の水谷さんはスポーツ専門のフリーランスカメラマンで、現在も「生涯スポーツ写真家」(水谷さん)として活躍中。写真を撮り始めて40年の節目に、同展を開催することになった。
展示構成はAB2つのギャラリーを使い、A=「一瞬に輝く極限美」、B=「スポーツの花形・陸上競技の躍動美」というタイトルで、アスリートの瞬間美を捉えたカラー作品を多くの作品群からセレクトし展示する。
水谷さんの写真家としてのスタートは山岳写真。「既成の概念を超えた写真を撮りたい」(水谷さん)という一心から、滑降するスキーヤーを極限までクローズアップしたダイナミックな表現とシャープなピントで「クローズアップの水谷」という世界を確立した。札幌五輪を経て新聞社やグラフ誌で各種スポーツ写真の連載を開始し、雑誌「Number」創刊時からのパノラマ写真100回連載(5年間)で、スポーツ写真の最前線に立った。主な受賞歴は講談社出版文化賞(1981年)、藤本四八写真文化賞(2002年)、日本写真家協会賞作家賞(2007年)など。現在、日本スポーツプレス協会会長を務める。
同館広報担当者は「極限まで鍛え抜かれた肉体が持つ筋肉の躍動美と、強靱な精神から生まれる飽くなき記録へ挑戦するアスリートたちをとらえた作品からは、感動が鮮明に蘇ってくる。カール・ルイス、タイガー・ウッズなどのスーパースターをはじめとする熱きアスリートたちのスピリットが感じられる『瞬間』を、ぜひ楽しんでほしい」と話す。
開催時間は10時30分~19時。入場無料。10月1日まで。