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新宿ニュウマンでVRアート作品の鑑賞体験 360度の映像世界

新宿ニュウマンの会場イメージ。設置されたヘッドセットを使ってアート作品を鑑賞する

新宿ニュウマンの会場イメージ。設置されたヘッドセットを使ってアート作品を鑑賞する

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 新宿駅新南口の「NEWoMan(ニュウマン)」(TEL 03-3352-1120)1階NEWoMan lab.で1月24日から、企画展示「Photo VR 沢渡朔『水辺』、野村佐紀子『0823』」が開催される。運営はエフマイナー(渋谷区)。

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 VR(バーチャルリアリティー)技術を使った同展。会場に設置されたヘッドセットを装着することで、360度作品世界を見渡すことができ、まるで作品に入り込んでいるかのような新たなアート作品の鑑賞体験ができるもの。

 ニュウマン2階に設置された「NEWoMan Art wall」で「テクノモダン」をテーマに展示されている写真家の沢渡朔さん、野村佐紀子さんの作品に連動した企画。「共に今回の作品のために撮り下ろした新作。キャリアのあるベテラン2人が、360度撮影できるデジタルカメラという新たな写真表現に挑戦した作品」とスタッフの森田さんは話す。

 主に女性を被写体とした写真集を多く手掛けてきた沢渡さんは、撮影者自身も含めた空間全体が撮影される360度カメラの特性を生かし、写真の現像空間である暗室で、自身が発表した「Rain」シリーズを捉え直した作品を展示する。

  荒木経惟に師事し、東京を中心にヨーロッパやアジアなどで精力的に展示を行ってきた野村さんは「写真に鑑賞者が入り込み、撮影された写真のモチーフを能動的に捉える必要のある」VRの特性に着目し、日本とタイで撮影した283枚の写真から選んだ作品を展示する。

 作品のVR化は、エフマイナーが開発したVR製作編集のクラウドソウフト「3D Stylee(スリーディースタイリー)」の技術を活用しているため、来場後も各自のスマートフォンを利用して写真作品を追体験することができる。「写真が好きな方にはもちろん、これまでVR作品を経験したことがない方にもこの機会にぜひ、ヘッドセットを通して体感できる新しい形のアート作品鑑賞を楽しんでもらえたら」と来場を呼び掛ける。

 開場時間は10時~22時。無料。今月29日まで。

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