京王プラザホテル(新宿区西新宿2)3階アートロビーで現在、本絹古布のつるし飾りと段飾りが展示されている。
桃の節句の時期に登場するつるし飾りは10年以上続いているが、年々数が増え、今年は過去最高の約6000個。加えて、有職織物の人間国宝・喜多川平朗さんと組みひもの人間国宝・深見重助さんによって復元され重要無形文化財に認定された「几帳(きちょう)」も展示する。
併せて、ひなまつりの装飾を通して、武家の礼法として確立された「折形 (包み)」と、貴族の女性たちが和歌・習字・絵画などと並び嗜(たしな)んできた「花結び」も紹介している
2階のレストラン7店舗では、ひなまつりを祝う「華やかな特別ランチ」を提供するほか、2月25日と3月10日には、ひなまつりの体験制作と特別ランチを提供するイベントも予定(有料)。
「ひな飾りは女性の成長を祈るものなので、女の子はもちろん大人の女性にもおすすめ。いずれの展示物も美術館や博物館で展示されるような作品なので、ご家族でご覧いただければ」と広報企画担当の石川さん。
展示時間は10時~18時(最終日は16時まで)。3月31日まで。