小田急百貨店で「大阪ええもん・うまいもん市」-老舗名店ずらり

肉汁たっぷりボリューム満点の「蓬莱551の肉まん」に並ぶ客の姿

肉汁たっぷりボリューム満点の「蓬莱551の肉まん」に並ぶ客の姿

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 小田急百貨店新宿店(新宿区西新宿1、TEL 03-3342-1111)は7月18日から、大阪の物産展「大阪ええもん・うまいもん市」を開催。本館11階の催物場で、地元で人気のグルメや伝統工芸品など計54店が、ご当地の「ほんまもん」を提供している。

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 関西ではおなじみの中華惣菜店「551の蓬莱」は、甘みのある皮の中に具材と肉汁がたっぷり詰まった「豚まん」(6個入、840円)を実演販売。食材を蒸す湯気が立ちのぼる様子に行列ができ、初日から「20分待ち」のプラカードが登場した。「本家会津屋」は、ソースをつけずに食べるこだわりのたこ焼き(12個入、500円)を実演販売。「ザ・イカが」のイカ焼(262円)、「味乃屋」のモダン焼き(735円)も出店し、大阪名物「粉もん」を幅広く紹介する。

 そのほか、素材や伝統にこだわった製法を伝える東心斎橋の老舗和菓子店「庵月」のわらび餅(270グラム、735円)、聖徳太子にゆかりの深い四天王寺の参道に本店を構える「総本家釣鐘屋本舗」の「釣鐘まんじゅう」(5個入、577円)、難波で創業70年の「丸福珈琲店」の瓶詰めアイスコーヒー、大正時代から続く老舗「北極星」のオムライスなど、有名店が並ぶ。なにわ漬け、魚のすりみで包んだ天ぷら、昆布、手作りのハム、いなりなど、総菜についても、大阪きっての名店が軒を連ねる。

 夏の涼菓を代表するのは、今春、なんば千日前に日本初上陸し話題を呼んでいる台湾屋台「9988」の「マンゴー冰(ピン)」(630円)。濃厚なマンゴーの果肉と特製ソースが特徴のかき氷は物珍しさもあって人気を集めている。

 食品以外でも、琥珀やべっ甲のアクセサリーや大阪仏壇、らんま彫刻、万華鏡、堺打刃物など、大阪を代表する伝統工芸品に加えて、兵庫からは貝細工や真珠のアクセサリー、お香、和ろうそくの店も出店している。

 同店の広報担当者は「同イベントを開催した理由は、6月30日からスタートしたクリアランスセールが落ち着いたので、次の集客をはかるため。大阪は旅行でも人気のスポットであり、食い倒れの街としても有名なので、非常に魅力的。大阪の活気とおいしい食べ物が多いイメージを生かし、約1万人の集客を見込んでいる」と話し、「今回の開催を機に、大阪の物産展を小田急に定着させたい」と意気込みを見せた。

 開催時間は10時~20時30分(日曜は20時まで、最終日は18時まで)。7月23日まで。

小田急百貨店新宿店

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