新宿御苑(新宿区内藤町11)のサービスセンター前に植栽されているソメイヨシノが3月22日に5輪以上開花し、靖国神社(千代田区)にある気象庁の東京都心における開花標準木より1日早い“開花宣言”となった。新宿御苑では、3月25日から4月24日までを春の特別開園期間として、休まず開園する。
オオシマザクラやタカトオコヒガン、ヨウコウ、コヒガンなどさまざまな桜が見頃
先週前半に暖かい日が続き、また22日に最高気温18度を超え春本番の陽気になったため開花したという。担当者によると「園内のソメイヨシノ全体が見頃を迎えるのは4月の始めになるのでは」とのこと。
新宿御苑では、約65種1100本の桜を植栽しており、現在はタカトオコヒガンやヨウコウ、オオシマザクラ、コヒガン、シダレザクラなどが見頃。まだ風の冷たさは残るものの、連日の陽気に誘われて花の色も形も個性豊かな桜が次々と咲き始めていることもあり、早くも園内は春の訪れを楽しむ人たちで賑わっている。また外国人観光客の姿も多く見られる。
「職員が毎朝桜の状態を確認し、インフォメーションセンターで開花情報を案内しているので、来園の際はそちらにお気軽にお問い合わせいただけたら」と担当者は話す。
開園時間は9時~16時(16時30分閉園)、インフォメーションセンターは9時~16時30分。特別開園期間中は無休。入園料は大人=200円、小中学生=50円(幼児無料)。なお酒類の持ち込みや遊具類の使用は禁止されている。開花情報など詳細は新宿御苑のホームページへ。