現在建設中の新宿東宝ビルにオープンするホテルグレイスリー新宿(新宿区歌舞伎町1、TEL03-6833-2489)で、「ゴジラ」の世界観を再現したコンセプトルームの予約を受け付けている。
ゴジラ生誕60年を迎え東宝(千代田区)が発足したプロジェクトの第1弾として、同ビル8階テラス部分に高さ12メートルの実物大ゴジラ頭部オブジェ「ゴジラヘッド」が建設される。地上からの高さは、1954年の第1作目ゴジラとほぼ同じ52メートル。
同ホテル9階の「ゴジラビュールーム」は、窓からゴジラヘッドの横顔が見え、目の前に現れたかのような臨場感が味わえる。また、歴代作品のイメージパネルや実際の撮影に使われた備品などを展示する30階の「ゴジラルーム」には、壁紙にブラックライトを当てると写真やアートが浮かび上がるなどの演出も施されている。さらに宿泊者限定のオリジナルグッズなども用意される。
「一番好きなゴジラ作品は『ゴジラVSモスラ』(1992年)」と話す同ホテルの運営元・藤田観光(文京区)の足立さんは、「詳しい方々にも唸っていただけるようなものを作りたいという思いがあり、実際に東宝ゴジラ作品で映像・美術に携わった方々と一緒に作り上げている。生半可な気持ちでは取り組んでいないということが伝わるはず」と、コンセプトルームへの熱意を語る。
今年はハリウッド版「GODZILLA ゴジラ」が世界的にヒットし、また12年ぶりとなる“国産”ゴジラ映画の製作も発表された。「世界的に人気のあるキャラクターなので、海外のお客さまにもお越しいただけたら」と足立さん。
料金は、ゴジラビュールーム(シングル)が15,000円~、ゴジラルーム(コンフォートツイン)が39,000円~。同ホテルは2015年4月24日オープン予定。予約および詳細は「ゴジラルーム」特設サイトにて。