見る・遊ぶ 暮らす・働く 学ぶ・知る

新宿で「3月11日の、あのね。#3」開催-福島県相馬市の家族の写真展と子どもたちによる絵画展

「3月11日の、あのね。#3」イメージ(写真:山下裕之)

「3月11日の、あのね。#3」イメージ(写真:山下裕之)

  • 0

  •  

 新宿駅南口の全労済ホール「スペース・ゼロ」(渋谷区代々木2、TEL 03-3375-8741)で、NPO法人「3.11こども文庫」の活動や被災地の子どもたちの今を伝える作品展「3月11日の、あのね。#3」が、3月30日まで開催されている。

「ふくしまだっこ 36家族の写真展」会場内の様子

[広告]

 「3.11こども文庫」は、版画家の蟹江杏(かにえ あんず)さんが、東日本大震災で傷ついた子どもたちに絵本や画材を送ろうと友人・知人らへ呼びかけたことから始まったNPO法人。全国各地で子どもたちが描いた絵の展覧会やワークショップ、講演会などアートを通じた復興支援を行っている。

 2012年から始まった「3月11日の、あのね。」は今年で3回目。写真家の山下裕之さんが相馬市に住む家族を撮影した「ふくしまだっこ 36家族の写真展」をメインに、相馬市の子どもたちが描いた絵の展示「3.11ふくしまそうまの子どものえがくたいせつな絵」、2月に行われた福島県伊達市立大石小学校の全児童によるアート・パフォーマンス「桑の実が見る夢」の記録展を実施する。

 3月29日には山下さんに写真を撮ってもらえる「みんなで写ろう 親子写真ワークショップ」も行われる。また新宿東宝ビル建設予定地(新宿区歌舞伎町1)の仮囲いでは、4月10日まで「ふくしまだっこ#2 36家族の写真展」も同時開催されている。

 「震災直後は暗かった子どもたちの絵が、だんだん明るくなっていくのが順を追って分かるような展示になっている」と、スペース・ゼロの西山秀樹さん。「相馬に暮らす家族たちの姿や、子どもたちがどんなふうに絵を描いているかなどを、ぜひ親子連れに見ていただきたい」とも。

 展示時間は11時~19時(最終日は17時まで)。入場無料。なお「3.11ふくしまそうまの子どものえがくたいせつな絵」展は3月25日から。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース