新宿東口のコニカミノルタプラザ(新宿区新宿3、TEL 03-3225-5001)で8月19日から富士山頂からの絶景撮影をライフワークのひとつとしているフォトグラファーの小野庄―さんによる写真展「体感!!絶景富士山頂『天界』」が開催される。
小野さんは1963(昭和38)年生まれ、岐阜県出身。東京経済大学、写真専門学校卒業後、AERAの写真委嘱記者を経て独立。満百歳以上のお年寄りを撮影した「百歳王」と、富士山頂から臨む絶景の撮影がライフワークのフォトグラファー。
同展では、登頂に成功した人でも幸運に恵まれなければ遭遇できない御来光、紺碧の空と手が届かんばかりの近距離で湧き上がる白雲、太陽を包みながら輝く虹色の雲、天の川、眼下の夜景など神秘的な風景約30点が展示される。
「富士山に登ると富士山を撮ることはできない。私は富士山を撮っているのではなく、全ての命の源『太陽』に、日本で一番近づきたくて、これまでの8年間で約80日の撮影を重ねてきた。御来光の時に特に強く感じるお日様の恵みのありがたさや、満天の星空の下での宇宙と私たちの日常の近さなど、富士山頂は、現代の私たちが忘れがちな自然に対して謙虚になれる場所」と小野さんは語る。「世界遺産になった事で、神仏との語らいの場としての富士山頂が、日本人だけでなく、全世界の人々にとっても憧れの頂となった事を嬉しく思う」とも。
また24日には同ギャラリーのイベントスペースでトークイベント「富士山頂/生命の源に一番近い場所」を開催。「登らなければ体験できない絶景の素晴らしさ、山頂撮影の様子や苦労話などを登山の基礎知識を含めてお話しいただく。写真好きな方はもちろん、富士登山未体験のお子様からご年配の方までお楽しみいただける内容」と広報担当の貝瀬さん。
営業時間は10時30分~19時(最終日は15時まで)。トークイベントは14時~15時開催、当日12整理券を配布予定(先着順)、定員50人。入場無料。8月24日まで。