代々木VILLAGE by kurkku(渋谷区代々木1、TEL 03-5302-2073)2階にある期間限定スペース「kurkku+(クルックプラス)」に12月4日、「mishim(ミシン)」期間限定ショップがオープンした。
同スペースは、「物の消費を通じて、快適で環境に良い未来に向けた暮らしを実践する」クルック(渋谷区)が運営。同館にあった「brind gallery」が閉館した後、今年10月23日から期間限定でオープンしており、通常はオンラインショップなどで取り扱っている雑貨やオリジナル商品を販売するほか、同社と関わりのあるクリエーターとの企画展を2週間ずつ開催している。
今回は、「将来アンティークになっていけるもの」をコンセプトに、素材の持つ風合いを生かした家具や布小物、陶器などの商品を企画・制作する「ものづくりユニット」、ミシンによる期間限定ショップを展開。「ミシンが2009年から始めた『リサイクルシリーズ』などは、クルックのオンラインショップでも取り扱っていたが、このようなコラボレーションは今回が初めて」と同社の竹内さん。
会場では、「リサイクルシリーズ」の「R-ribbon bag(リボンバッグ)」(Sサイズ=7,560円、Mサイズ=1万290円)や「R-porch(ポーチ)」(Sサイズ=2,520円、Mサイズ=3,150円)、などを取りそろえる。
これらの商品は、企業や工場などで廃棄される生地で作られている。端切れやサンプルを大量に回収し、その中から使える生地を選別した後、生地選びや柄の組み合わせなどを一つずつ吟味していくという。「使える部分が限られている端切れを使用しているので、裁断やデザインで苦労する。例えば『R-ribbon bag』の場合、1日に作れるのは3~4個程度」と同ユニットの野中かおりさん。「とても骨が折れる」と苦笑しながらも、「物があふれている中、新しい生地を使うのではなく、捨てられる運命だったものに新たな命を吹き込みたい」とも。
そのほか、ムク材や自然塗料を使った子ども用の家具「kinder chair(キンダーチェア)」(オイルワックス=2万5,200円、その他のカラー=2万2,050円)や、シンプル、クラシックな雰囲気の陶器「グラニテシリーズ」なども販売している。
営業時間は13時~20時。今月16日まで。