小田急百貨店新宿店や新宿ミロード(新宿区西新宿1)など、小田急電鉄(新宿区)が運営する新宿駅周辺の商業施設で11月14日、「新宿テラスシティ イルミネーション'12-'13」が始まる。同13日には、報道陣向けに撮影会が行われた。
小田急線新宿駅近辺の同グループが運営する商業施設を一つの「まち」に見立てたエリア「新宿テラスシティ」で毎年開催している恒例のクリスマスイベントで、今回で7回目。今年は約37万個のLED電球を使用し、全長888メートルの同エリアを装飾する。「昨年は震災の影響もあり、控えめに開催していたが、今年は以前と同じくらいの数の電球を使っている」(同社広報担当者)という。使用する総電力(2万1000キロワット相当)の全てを風力によるグリーン電力で賄い、環境へも配慮しているという。
今年は「訪れた人の希望を応援する北欧的な冬の『流れ星』」がテーマ。新宿西口と南口を結ぶ「モザイク通り」内の「モザイク坂」では、2年ぶりに天井装飾が復活。ゴールドのボールチェーンやストリームラインを使い、天井全体に「流れ星が織り成すオーロラ」をイメージした23層にもおよぶ電飾を飾り付けた。
「新宿サザンテラス広場」には、「流れ星のツリー」が登場。オブジェ内のボタンに手をかざすと、7色の光と音の演出が始まる。現れる光の色には意味が込められており、「願いをかなえる力を高めてくれる」という。「参加型のイルミネーションは毎年人気」と担当者。
そのほか、小田急百貨店の窓面約208枚を使い、ブルーとピンクの光で描かれた「3つの巨大流れ星」や、新宿サザンテラス入り口や小道の植え込みに、色とりどりの流れ星が降り注ぐ演出の装飾を施すなど、「エリア内の各主要箇所で違った彩りが楽しめるようにした」。
点灯時間は17時~24時(12月は16時30分から)。来年2月17日まで(一部は12月25日で終了)。