紀伊國屋書店新宿本店(新宿区新宿3、TEL 03-3354-0275)1階「ひろば」と4階「紀伊國屋ホール」で8月2日、プラントハンター西畠清順さんによる「満開の八重桜」が披露される。
花材卸「花宇(はなう)」(兵庫県川西市)の五代目、プラントハンター西畠さん。同社は生け花の花材卸で、技術の高さと信頼度で一目置かれる存在。華道家や生花デザイナーの依頼で国内はもとより、世界中に花を「ハント」しに出掛け希少な植物を輸入。12トンの巨木を輸入するなど、「常識破りの若き植物探索者」として知られる。季節に関係なく催事の時期に合わせて開花させる「開花調整」も日本で最初に成功させた。ドキュメンタリー番組「情熱大陸」(TBS系)でも紹介され大きな話題に。
西畠さん初の著書「プラントハンター命を懸けて花を追う」(徳間書店、1,470円)の発売を記念して、今回の桜のイベントとトークショー(要予約、1,000円)が行われる。桜は半年間かけて開花調整した八重桜。「もし咲かなかったら当日、ちょんまげ頭の髪の毛を丸坊主に切る」と西畠さんはブログで宣言する。
14時からのトークショーは対談形式で、直木賞作家・三浦しをんさんが相手を務める。「三浦さんは、その鋭い観察眼と的確なツッコミで、対談相手から思わぬ話を引き出す天才」と紀伊國屋書店・文学書担当の小出さん。会場の紀伊國屋ホールでも桜が披露され、桜をめでながらのイベントとなる。終演後には西畠さん、三浦さんのサイン会も開催。詳細や予約方法はホームページで確認できる。
「世界を駆け巡るプラントハンターの西畠さんが、半年かけて開花調整した八重桜を店頭に連れて来てくれる。トークショーでは好奇心の塊、三浦さんとの対談も。もちろんステージ上にも桜、桜、桜…。真夏の桜をめでながら、植物の愉快な話を聞きにいらしてほしい」と小出さん。
桜の展示は11時~18時(店舗の営業時間は10時~21時)。