新宿末広亭の並びにある北国酒場「んだんだ」(新宿区新宿3、TEL 03-5362-0840)は現在、手作りの「義援金募金箱」を設置して東日本大震災被災地支援を呼びかけている。
北海道、青森、秋田、宮城、山形、岩手の郷土料理をメニューをそろえた同店。オープンして1年3カ月。北の海鮮丼(1,029円)、真いかの漁師焼き(819円)、横手風焼きそば(504円)、伊達鶏のたたき(609円)、芋煮(504円)、あべ鶏の酢もつ(399円)などのメニューは季節ごとに変わり、冬場は特に鍋物が人気だという。入り口にある「ナマハゲ」のオブジェが客を迎える。
地震当日は3階の座敷席で酒の瓶が割れ、片付けるのに苦労したという。「地震の翌日、スタッフで打ち合わせをしている時『東北』の看板を出している以上何かしなくちゃということで、その場にあったダンボールなど身近なもので支援のための募金箱を作ることになった」と同店スタッフの有本浩志さん。箱には「1人でも多くの命を。」「1日でも早くの笑顔を。」など、スタッフが気持ちを込めてメッセージを書き込んだ。
ランチ営業も行っている同店。「お昼のお客さんでお釣りの小銭をザーッと全部入れてくれる人もいるなど、皆さんとても協力してくれる」。集まった義援金は銀行系の義援金窓口に託すという。
「みんなの笑顔が早く見られるよう願っています」とスタッフの浅川智樹さん。「日本中の皆が被災地のことを思っている。節電で店の大きな看板を消すなど、小さいことだが協力したい。後は東北の復興を祈っている」と有本さん。
営業時間は17時~24時(金曜・土曜・祝前日は翌5時まで)。