東京都庁(新宿区西新宿2)南展望室で3月2日より、東京観光写真倶楽部の「わたしの東京2010」展が開催される。
同倶楽部は30~50代が中心の、年齢も職業もバラバラの写真愛好家の集まり。現在は約100人の部員が所属する。部長は写真家の菅原一剛さん。1960(昭和35)年生まれの神奈川県出身、大阪芸術大学卒。フランスの「ELLE」誌でデビューし、以後多くの広告写真を手がける。菅原さんの下に集まってきた十数人と撮影に出かけたのがきっかけで倶楽部が発足したという。2005年から都内で定期的に撮影会を開き、2009年には都庁の同会場で初の写真展「わたしの東京」を開いた。観光しながら写真の楽しさを共有し、倶楽部ならではの写真を作り上げるのを信条としているという。
今回は部員44人の作品を発表。撮影場所は吉祥寺、亀戸、大島など10カ所。全てフィルムで撮影し、モノクロプリントは銀塩印画紙、カラープリントはインクジェットプリンターでの出力となる。「私も日常は会社員。サラリーマンやクリエーティブな仕事をしている人など、部員はさまざま。展覧会のチラシ作りや広報活動なども部員が得意分野を役割分担していて、まさに大人のクラブ活動」と部員の広報担当者。これまでの作品は部長がセレクトし、ウェブ上でアーカイブ化している。「部員も随時募集しているので、ホームページを見てほしい」とも。
開場時間は9時30分~17時30分(初日は13時より、最終日は14時まで)。入場無料。3月7日まで。