飲食店プロデュースなどを手がけるNHO(港区六本木)は2月14日、二子山部屋出身の元「豊ノ海」こと濱田真二さんが親方を務める串焼き処「二丁目のバンデラ」(新宿区歌舞伎町2、TEL 03-5272-4527)をオープンした。
区役所通りそばのビル1階にオープンした店内は、ノスタルジックなポスターをディスプレーした昭和を感じさせる内装で、2つに分かれたフロアスペースに、カウンター=6席、ハイカウンター席=4席、テーブル席=46席、座敷席=6席の計62席を用意する。店舗面積は約86平方メートル。出店理由について、濱田さんは「サラリーマンが集まる街・新宿で、心癒せるような空間を提供したかった」と話す。
フードメニューは、「モモ肉」「つくね」などの定番焼き鳥のほか、「タン・ハツ・てっぽう」などのホルモン、野菜などの串焼き(1本=158円~)を中心に、「あっさりもつ煮込み」(504円)、「昔なつかしのハムカツ」(504円)、「和風オムライス」(840円)などの一品料理も豊富に取りそろえる。ドリンクメニューはビール(578円)や熱燗(一合=525円)のほか、「元祖焼酎ハイボール」(473円)、「白桃の露」(609円)など和のリキュールを使ったカクテルも用意する。
史上7位となる通算連続出場1,316回の記録を持つ濱田さんは1965年福岡出身。1981年3月に初土俵を踏むと、200キロを超える巨体を生かして前頭筆頭まで出世した。1999年に現役を引退し年寄名跡「山響」を襲名。相撲協会を退職後、調理人としての修行を積んだ。濱田さんは「『串焼き』という新たな土俵の上で『二丁目のバンデラ』が横綱になれるよう、勇往邁進(まいしん)の精神で串を焼き、提供していきたい」と意気込みをみせる。
営業時間は17時~翌5時(祝日のみ23時まで)。日曜定休。