吉本興業(大阪市中央区)はヨシモト∞ホール(渋谷区)で1月26日、スタッフ養成を目的とした「よしもとクリエイティブカレッジ(=YCC)」の開校について、記者会見を行った。
同社はタレント発掘部門である芸人養成校「NSC(=ヨシモト総合芸能学院)」を展開しているが、「良いスタッフ育成をすることがタレントの才能開花を助け、より良い番組・舞台などの新しいソフトを生み出す」との理念に基づき、スタッフを養成するための学校「YCC」を4月に開校するという。
同社は昨年7月6日に、現在の東京本部(千代田区)を、歌舞伎町花園神社隣の旧四谷第5小学校(新宿区新宿5)に移転する計画を発表しているが、同校は移転が終了する今年4月から同社新宿本社内スペースで授業を行う。定員200人で、1クラス40人の5クラス編成。授業内容はバラエティー番組制作、舞台・イベント制作、デジタルコンテンツ制作などで、受講期間は6カ月。
会見には吉野伊佐男社長や同校担当幹部に加え、人気お笑いコンビのオリエンタルラジオも出席し、「てんぐになってはいけない」と地道に努力することの大切さを力説した。
同社本部の新宿移転は「歌舞伎町ルネサンス事業」の一部である「喜兵衛プロジェクト」が計画したもので、移転・改修費用は約8億円、月々の賃料は約350万円と試算されている。