淡路屋(神戸市)が手掛ける陶器に入った弁当「ひっぱりだこ飯」と「ゴジラ」が初めてコラボレーションした「ゴジラ対ひっぱりだこ飯」が、1月9日から京王百貨店新宿店(新宿区西新宿1)7階大催場で開催される「第54回元祖有名駅弁と全国うまいもの大会」に登場する。
「ひっぱりだこ飯」は1998年4月、神戸明石と淡路島を結ぶ明石海峡大橋開通を記念して作られた駅弁で、2018年に20周年を迎えた人気の弁当。真ダコとアナゴ、季節の野菜などがタコつぼ風の容器に入れられている。
「ゴジラ」は1954(昭和29年)に第1作が公開されて以来、現在までに国内で計29作品が制作された。29作目の「シン・ゴジラ」でシリーズ累計観客動員数1億人を突破、2018年度グッドデザイン・ロングライフデザイン賞を受賞し、今年は誕生から65周年を迎える。
1年以上の制作期間を経て完成した同弁当。コラボのきっかけについて担当者は「何か面白いことができたらと、本当にふとした思いつきでスタートした。話し合いを重ねる中で、ゴジラの熱をイメージした焼きだこを入れたり、ウズラの卵を入れたりした」と振り返る。
具材だけでなく、器も通常のひっぱりだこ飯と異なった特別仕様。「表現が難しく、かわいすぎでもダメだし、違う怪獣になっても困るので、何度も描き直し、彫り直してようやく完成した。陶器ならではの、釉薬の付け具合で一つ一つ色加減が微妙に異なるところも魅力」と担当者。
「『キングコング対ゴジラ』では大タコが登場しキングコングと対決するなど、大タコは定番の怪獣だが、ゴジラはまだ戦ったことのない怪獣。そんな怪獣ファン夢の初対決が実現した弁当を楽しんでもらえたら」と呼び掛ける。
価格は1,300円(税込み)。開催時間は10時~20時(15日は~17時、最終日は18時閉場)。同22日まで。