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新宿眼科画廊で大石蘭さん「少女漫画になれない」 女の子の姿描き続け初個展

「新宿眼科画廊」で自身初めての作品展を行う大石蘭さん

「新宿眼科画廊」で自身初めての作品展を行う大石蘭さん

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 「新宿眼科画廊」(新宿区新宿5、TEL 03-5285-8822)のスペースMで6月22日から、大石蘭さん初の作品展「少女漫画になれない」が開催される。

 同展のテーマのために描き下ろした作品が中心で、普段の活動から使うペンやマーカー、アクリル、水彩、コラージュ、デジタルといった制作手法で、さまざま印象を持つ「女の子」たちのドローイング作品を約30点並べる。作品は販売も行う。

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 1990年福岡県出身の大石さんは、東京大学在学中から少女文化や挿画家について研究し、雑誌「spoon.」につづった自伝的短編エッセー「そんなお洋服ばかり着てると、バカに見えるよ」は同世代の女性からの支持を集めた。著書に自身の東大受験エピソードを描いたコミックエッセー「妄想娘、東大を目指す」(幻冬舎)があり、ファッション、サブカル、ガーリーカルチャーなどを中心に執筆活動などを行っている。

 大石さんは「戦前からの少女雑誌やファッションに興味を持っていた。変化し続ける日本のガーリーカルチャーへの思いや、衰退しつつある『雑誌文化』という、独自に発展した文化への憧れなど、10代から現在に至る思春期のような思いを、展示のメッセージとして作品に載せている」と話す。

 3年間、自身のインスタグラムに毎日「女の子」のドローイングを投稿し続けてきた大石さん。「ライフワークのように描き続けてきたものを、たくさんの方が見てくださっていた。もともと、同画廊によく行っていて、知り合いのアーティストも多かった。投稿が、個展直前に1000枚近くなるタイミングもあり、その延長として初めて作品展ができたらと考えた」と大石さん。

 イラストレーターとしての活動も広げ、図案を描くなど、キャラクター制作や企業ブランドとのコラボも行う。近くファッションブランド「Dear my love(ディアマイラブ)」とコラボした洋服やアイテムなどの販売も予定している。

 「作品に共通しているのは『自立へ向かう女の子たち』ということ。思春期に触れたカルチャーやファッション、人間関係は、成長してもなお自分を支えてくれていることに気付く。時間がたつと、その時にしか見えなかったものがきらめきを放ってくる」と大石さんは話す。

 開催時間は12時~20時(水曜は17時まで)。木曜定休。

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