東京都庁内の空間を使い月替わりで芸術作品を展示する「トーキョーワンダーウォール」で今月、気鋭の若手画家・平子雄一さんの作品が飾られている。
場所は都庁第1本庁舎3階と都議会議事堂を結ぶ南側空中歩廊。2000年から始まった「トーキョーワンダーウォール」。今回、平面作品部門には全国から1,034人の応募があり、大賞を含む12組の入賞作品が選ばれ、それぞれの作家の作品が月ごとに同所壁面を飾っている。
展示されている作品は受賞作品の「庭先メモリーズ 神木を見に行く」をはじめ、平子さんの作品7点。1982年生まれ岡山出身で、イギリスのウィンブルドン・カレッジ・オブ・アートで美術を学んだ平子さん。「『人工物と植物』との関係に擬人的な感覚を意識し、『人と植物』そのもののあいまいな関係に発展させ具現化したものが、作中に登場する人でも植物でもない彼らなのです」と自身の作品を解説する。
開場時間は9時~17時30分。土曜・日曜・祝日休場。入場無料。展示は1月28日まで。