新宿のコニカミノルタプラザ（新宿区新宿3、TEL 03-3225-5001）で9月19日より、コニカミノルタ環境企画・片岡鶴太郎展「いのちの賛歌」が開催される。

　片岡さんは1954年、東京生まれ。幼少より役者に憧れ、高校卒業後に片岡鶴八さんに弟子入りした。ドラマやバラエティーで活躍し、2008年には「篤姫」に出演。画家としては1995年に行った初の個展「とんぼのように」以来、全国各地で個展を開催してきた。NHK趣味悠々「鶴太郎流墨彩画塾」への出演、京都・善峯寺に作品を奉納するなど幅広い分野で才能を発揮する。

　日常をとりまく何気ない自然やものを対象に、さまざまな手法で表現された片岡さんの作品は、「観る人に『落ち着き』や『生活の中の気づき』をもたらす」（同館広報担当者）。

　同展は、地球環境保全活動に注力している同館と、生き物や植物をモチーフに多くの作品を手がけている片岡さんの自然を愛する志向が共感し合い開催に至った。植物や生き物、食べ物を独自の世界観で描いた絵画や陶器を展示するほか、屏風や扇子、書、着物などの作品も並ぶ。

　今月26日には、「片岡鶴太郎　トークショー」を行う。作品創作に対するこだわり、自然や環境への思いなど芸術家・片岡さんの声を聞くことができる。トークショー後にはサイン会も実施する。開催時間は14時～15時。定員は80人（事前予約＝50人、当日受付＝30人ほど）。

　広報担当者は「今回の展示を通して、来場者が作品を楽しみながら自然や環境保護の大切さを考える契機となることを願う」と話す。

　開館時間は10時30分～19時（最終日は15時まで）。今月30日まで。期間中、毎日先着200人にオリジナルポストカードを進呈する。