NPO法人ツリークライミングジャパン(愛知県瀬戸市)と環境省新宿御苑管理事務所(新宿区内藤町)は11月24日、新宿御苑内の「母と子の森の『巨木の森』」で「ツリークライミング in 新宿御苑」を開催する。
同イベントは、1時間の体験時間で安全な登り方を同法人がレクチャー後、実際にロープを使用して樹高約20メートルのプラタナスの木に登る。対象は6歳以上で、自然とのふれあいを求める人。開催は今回で6回目。
コンセプトは、ツリークライミングは専用のサドル、安全保護具を利用して木に登り、「自然との一体感を味わうこと」。「『樹上から』という今までとは違う視点で森を見たり、五感を使い樹上の自然を体感すると新しい発見がある」と同事務所の石鍋健さん。
前回は、10歳以下の子どもから70代まで80人が参加。参加者からは「緑のにおいがして、とても気持ちがよかった」「子どもの成長に大きなプラスとなった」「木と一体になれた気がした」「少し怖かったけれど楽しかった。今度はもっと大きな木に登りたい」などの声が寄せられた。
石鍋さんは「都市の中で新宿御苑の貴重な自然を全身で感受してもらえるイベントにしたい。環境省では、自然との触れ合いを通して自然と人間との共生を目指している。今回のイベントが、森に親しむ気持ちを育むきっかけ作りになれば」と話す。
開催は、「午前の部」と「午後の部」を合わせて全5回。受け付けは当日のみで、受付開始は、午前の部=9時30分~、午後の部=12時30分~。各回定員は10人。無料。雨天中止。新宿御苑では同イベント以外での「木登り」は禁止されている。詳細はホームページで確認できる。