首都高中央環状新宿線で「トンネルウォーク」-イベント多彩に

多くの家族連れなどが開通前の「山手トンネル」内を楽しんだ

多くの家族連れなどが開通前の「山手トンネル」内を楽しんだ

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 今月22日に開通が迫った首都高中央環状新宿線「山手トンネル」で12月8日・9日、「トンネルウォーク」が開催された。会場は、中野会場・池袋会場の2カ所で、事前に申し込みを行った人や近隣住民などが参加した。

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 中野会場は、開通に伴って新設される中野長者橋出入り口付近。8日10時から受け付けが始まったイベントには、開始から30分で早くも1,000人の家族連れなどが訪れた。

 参加者は同出口から車道のスロープを下り、料金所を抜けた場所で受け付けを済ませる。順路の途中には、トンネルの安全性や工事内容を説明するコーナーや「TOKYO SMART DRIVER」PRコーナー、記念撮影ポイントなども設け、参加者を飽きさせない工夫も。

 トンネル内の非常電話や消化栓設置個所では、スタッフが実際に受話器やホースを手に説明。また、非常扉の先にある、普段は見ることのできない広大な避難空間に、参加者は一様に驚きの様子を見せていた。

 明るいトンネル内の1車線を使った車両展示コーナーでは、首都高のパトロールカー、新たに始動するバイク隊のバイク、作業車・標識車・凍結防止剤散布車などの作業車などを一堂に展示。一緒に記念撮影する姿も多く見られ、人気を集めていた。

 見学コースの最後には、休憩所近くにビデオモニターを設置し、「山手トンネル」を紹介するビデオを終日上映。参加者らは、山手トンネルから高速4号新宿線を結ぶスロープを使って地上に出、この日のウオーキング体験を終えた。

 参加者は、「掘削技術がすごいと思った」(30代男性)、「ずっと工事していて、いつ終わるのかと思っていたが、今日は白バイに乗れたりパトカーに乗れたりして楽しかった」(30代女性)、「普段クルマで通り過ぎてしまうトンネル内をゆっくり見ることができた。きれいだった。普段から首都高を使っているが、今日歩いたことで、(開通後に)クルマで取ったときにも記憶に残ると思う。こういう機会はいい」(30代男性)、「新しいだけあって立派な設備で、早く走ってみたい。トンネルの割には明るいのが印象的。ただ、路肩がないので事故発生時の渋滞が気になった」(30代男性)、「避難通路など、いろいろ考えてある。消火栓・非常電話などの設備も感心した」(70代男性)、「非常口の中の広さに驚いた。首都高のスタッフも、いろいろ説明してくれて良かった」(70代男性)などと、感想を話していた。

 首都高中央環状新宿線「山手トンネル」の開通は12月22日16時。

首都高スマート新聞首都高速道路中央環状線(C2 Information Center)TOKYO SMART DRIVER首都高速

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