新宿アルタ(新宿区新宿3、TEL 03-3350-5500)で7月24日から、「女子トイレジャック・プロモーション」が始まった。
同プロモーションは松竹(中央区)のホラー映画「伝染歌」のために、ネット広告代理店のNIKKO(渋谷区)が中心となり企画したもの。観客のメーンターゲットを女子高生に設定し、従来にない口コミによるプロモーションを展開することになった。新宿アルタ全館の女子トイレで展開される。
トイレの入り口に足跡マークが張ってあり、その足跡を追ってトイレの個室に入ると、目につくところに落書きのようなステッカーが貼ってある。そのステッカーに書かれた指示通りに何度か目を動かすと、IT DeSign(墨田区)が制作した携帯電話用プロモーションサイトの「デザインQR」にたどり着く仕組み。
トイレにはさまざまな仕掛けが用意され、急に同映画の主題歌が流れ出したり、洗面台の鏡に謎の人影が浮かび上がったりと、「トイレの利用時間が長い女性に効果的な訴求が期待できる」(NIKKO広報藤井さん)。
すでに7月5日~16日に、池袋P’PARCO(豊島区)で同プロモーションが展開されており、藤井さんは「ブログなどの分析をすると、徐々に評判を呼んでいるようだ」と話す。同プロモーションは新宿アルタの次に、渋谷の商業施設での展開が予定されており、「トイレジャックが『伝染』していくという宣伝効果を狙っている」(藤井さん)という。
同プロモーションは8月7日まで。