国土交通省東京国道事務所(千代田区)は、「新宿サザンビートプロジェクト2006」の一環として、「新宿ID(アイデンティティ)」をスタートさせた。
同プロジェクトは、新宿南口の交通基盤の再整備を目的とした「新宿南口駅地区基盤工事整備事業」の「新宿跨線橋架替え」工事現場で、工事安全のための「仮囲い」の壁面を、メディアやコミュニケーションの場として活用することで、新宿の変還に注目してもらおうと2004年から行われているもの。
制作は、昨年の同プロジェクトでグッドデザイン賞を受賞した、ステュディオハンデザイン(港区)と凪(渋谷区)が、それぞれディレクション、ウェブ制作を担当する。新宿アイデンティティは、「新宿を行き来する人々の姿を通して現在の新宿を再発見し、未来の新宿について考えていく」プロジェクトとして立ち上げられた。
内容は、写真集「族」で知られるカメラマン・吉永マサユキさんが撮影した永瀬正敏さんなどのポートレートを「新宿ラブメッセージ」とともに掲示するというもの。同プロジェクトは3回に分け年末まで行われ、現在は第3弾のための参加者を募集しており、8月16日までプロジェクトウェブサイトから応募できる。