新宿西口に10月5日、天丼専門店「天吉屋」(新宿区西新宿1)がオープンする。運営は、「鍋ぞう」「居酒屋六蔵」などの飲食店経営などを手掛けるワンダーテーブル(新宿区)。
同社は1946(昭和21)年、三井船舶の水産部門「共同水産」として発足。海運業を主業としていたが、1991年に定款を変更し、レストランおよびホテル運営などの新規事業に着手。台湾などへも海外展開しながら飲食部門の充実を図り、2000年には現社名に変更。同店は新業態店となる。
天丼専門店で、4本のエビを2本ずつ並べて揚げた「いかだ揚げ」と、丸ごと1本揚げした「大穴子」を使う「天丼」(850円)と、天ぷらを「ひつまぶし」のように提供する「天まぶし」(1,100円)がメーンメニュー。「豪快」「王道」「お手頃」「業界初」の4つにこだわったメニュー作りが特徴。
来年の台湾出店を皮切りに、アジア諸国への出店も視野に入れる同業態。今後は「世界に通用するグローバルブランドに成長させていく予定」(同社・竹原さん)。1号店の出店場所に新宿を選んだ理由について、「クオリティーの高い商品を、リーズナブルに楽しむ方々をターゲットに想定している。オフィス街である新宿西口には、そのような人々が多く存在すると考えた」と話す。
店舗面積は約20坪。カウンター10席、テーブル22席の計32席。店舗デザインは「日本の粋」をテーマに据える。テーブルやカウンターには「味わいのある」木材を使い、「たくさんの照明を使い、大胆さや力強さを演出する」予定。
営業時間は11時~21時(土曜・祝日は20時30分まで)。日曜定休。